BCS賞
日本建築学会賞に続いて、日本で高い評価を受けている建築に関わる賞として、BCS賞があります。
これは、社団法人建築業協会が表彰しているもので、国内にある優秀な建築作品に贈る賞となっています。
建築作品に贈るということは、建築家個人に贈られる賞ではありません。
BCS賞では、建築業協会の初代理事長であった竹中籐右衛門氏の考えを受け、建築主と設計者、施工者の3者に贈られるようになっています。
竹中籐右衛門氏の考えとは、「優秀な建築物は、設計だけではなく、建築主の理解や施工者の施工技術が欠かせない」というものでした。
授賞対象となる建築物は、日本国内で、1年以上の使用があるものという条件があります。
選考委員も、学者だけでなく、ゼネコン関係者も含まれています。
またBCS賞を受賞した建築物の建築主には、パネルが贈られるようになっています。
これは、受賞した建築作品に取り付けられるようになっていて、どれが受賞作品かすぐわかるようになっています。
過去2008年(平成20年)までにBCS賞を受賞した建築作品は、782件に上っています。
新建築賞
これは、建築家の新人賞とも言われている、建築家の登竜門となっている賞です。
もともとは雑誌「新建築」の創刊者である吉岡保五郎氏の名前に由来し、吉岡賞と呼ばれていましたが、2008年に改称され、建材は建築雑誌「新建築住宅特集」の新人賞として表彰されています。
雑誌の名の通り、公共建築物ではなく住宅作品が対象の賞となっていて、建築設計に関して新たな展開の可能性を感じさせる新人を奨励することが狙いです。
ちなみに、昨年の2009年第25回は、平松均氏と、武井誠・鍋島千恵の両氏の2作品3氏が受賞されました。
この新建築賞を受賞した建築家には、後に日本建築学会作品賞を受賞したという建築家も多くおり、新建築賞を受賞するということは建築家にとって大きなターニングポイントとなりえるということがうかがえます。
その他、公共建築賞では、国や地方公共団体等が施工した公共性の高い建築物を社団法人公共建築協会が表彰しています。
また、地方都市ごとの建築賞もあり、北海道が主催する赤レンガ建築賞、大阪市や大阪府などが主催する大阪市景観建築賞などがあります。
他にも、村野藤吾賞や吉田五十八賞といった、個人を記念する賞もあります。