一級建築士の受験資格
大学や高等専門学校の建築学科を卒業すれば、二級建築士や木造建築士の受験資格を得ることが出来ます。
ただし、一級建築士の場合とは異なって、土木科を卒業した場合は、1年以上の建築に関する実務経験が必要になります。
または高校の建築学科や土木学科を卒業した人は、建築に関する実務経験が3年以上、学歴を問わず義務教育終了後、建築に関する実務経験が7年以上ある人は、二級建築士や木造建築士の資格を受験することが出来ます。
ただし、2008年(平成20年)11月28日に建築法が改正され、受験資格に関わる学歴と実務経験が変更されました。
従来は、大学や短大、高専などで「所定の課程を修めて卒業」した後に、必要な実務経験の年数が決まっていました。
改正後は、「国土交通大臣が指定している建築に関する科目を修めて卒業」した後、必要な実務経験を積むということになりました。
これは、今後は個人が今までに高校や大学などで取得してきた単位や科目によっては、同じ大学などの教育機関を卒業しても、実務経験が変わるというものです。
つまり、一級建築士なら4年制大学に進んだ者は中学や高校からその大学卒業までに取得した単位によって、防衛大学や職業訓練校で学んだ者は中学などからそこでの課程の終了後までで、二級建築士や木造建築士なら、中学や高校などで学んだ単位の取得状況が、受験資格にすべて反映されるということです。
この改正内容は、2009年(平成21年)度の入学生から適用されるようになっています。
なお、建築士の資格試験の合格率はとても低く、一級建築士の2008年の合格率は、わずか8%に過ぎません。
二級建築士や木造建築士になれば合格率は比較的上がりますが、それでも二級建築士は20%から30%ほどです。
非常に専門性の要求される、難しい資格試験であるということがわかりますね。
二級建築士・木造建築士の受験資格
二級建築士は、国の行なう二級建築士の試験に合格したのち、本籍地のある都道府県の知事から免許を受け、二級建築士の行なえる範囲での建築物に対しての設計や工事監理などの業務を行なう者のことをいいます。
一級建築士が大臣免許だったのに比べ、二級建築士は知事から免許を受けるため、知事免許になります。
また、一級建築士は携わる建築物には制限がなかったのですが、二級建築士は一定の範囲で建築に携わることになります。
それは、公共建築物なら、延べ面積が500平方メートル未満のもので、高さは13メートルまたは軒の高さが9メートル未満のものとなります。
実際に即して言えば、大きなビルや公共施設については、設計や工事監理はできないものの、木造住宅や小規模鉄筋コンクリート造りの建物なら、設計も工事監理もできるということです。
つまり、個人住宅を建てるには、二級建築士の資格があれば設計や工事監理が可能ということです。
一級建築士に比べ仕事の範囲に制限はありますが、二級建築士は一級建築士よりも専門的な知識を深く要求される資格になっています。
言ってみれば、一級建築士は広く浅い知識を求められるのに対し、二級建築士は狭く深い知識を求められるということです。
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