設計と現場監督

建築関係の仕事を就くためには、必ず一級建築の資格が必要になるわけではなく、建設会社を開業するときなど、信用問題に関わる業種によりますが、1つ言えることは取っておいたことに越したことはありません。

現に私も資格を持って会社を経営しているわけですが、学生でアルバイトをしに来ている和解子が、設計と現場監督のどちらについたら良いかを悩んでいました。

私は個人的に勧めるとすれば、現場監督の方がいいと思いますが、その理由として、現場で働いた方が遥かに勉強になるからです。

好み目標、夢などが違うように設計の仕事を臨む人もいるのですが、極端なことを言えば、設計は机上で仕事をするのに対し、現場は実際の姿を見ることができます。

製品やメーカー、さまざまな関連会社の実際の動き、そして施工という作業の実態、さらには企業がどのように利益を上げていくのかというマーケティングやビジネス、これらが直接体験できるのが現場です。

建築と設備は現場で一蓮托生

これからの時代は技術だけを磨くのではなく、会社が利益を上げるのも損失を被るのも現場の運営によって決まっていくことを知り、経営にも携わることのできる人間が必要となってきます。

現場の体験というのは非常に大きな影響を及ぼし、設備系の現場は建築系の現場のような過度な残業になり、建築と同じで建築と設備は現場で一蓮托生です。

設備系の設計の残業量は建築と同じでして、期限を設けて行う仕事ですから建築と変わらず大変な業務であります。

また、資格は取った方が良いのは当然なのですが、現場経験は必ず必要だと思います。

設計にしても施工にしても、本当に好きでなければ仕事を長く続けることが出来ない業種でして、設計は施工者に問題を先送りすることや、押しつける事が可能になります。

全てではありませんが、設計事務所の中には設計者の責任を避けようとする傾向もあり、施工者はこのような諸々のことを全て受け止めて作り上げなければなりませんので、精神的にも強くある必要があります。

実際に仕事をしている人でないと分かりませんが、設計図通りに作れない設計と言うのが非常に多く、毎日葛藤しながら仕事をしている人もいます。